気分の反応性とは、よいことがあったり、楽しい出来事に反応して気分が明るくなることです。
友達から誉められたり、好きな人が挨拶してくれたり、古い親友と久しぶりに会ったときに元気になったり、気持ちが楽しくなることです。ところが、かつてはうつ病の人がそのような楽しい出来事に反応して明るくなったりすると、それは本当の「うつ病」ではないと言われたものです。神経症か性格の問題だと言われたのです。
非定型うつ病とは、字の通りで定型ではないうつ病のことをいい、新型うつ病とも言われています。
しかし最近では、気分反応性のあるうつ病、すなわち非定型うつ病も、本当の「うつ病」の一つとして認められるようになったのです。この症状だけを見ると、ただのワガママや、甘え、性格の問題と思われても仕方がありませんが、過程を見ることで判断が出来ます。
治療方法は、投薬やカウンセリングが行われますが、特にカウンセリングは効果が高いとされています。
気分の反応性とはよいことに対してばかりではありません。外的な要因によって気分が反応して、明るくなったり落ち込んだりすることを気分の反応性と呼ぶのです。
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